私の鑑定書(平成24年1月25日)


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補佐人の弁護士を雇い入れるにあたって佐倉裁判所に『鑑定書』を提出して下さいませ。と指示をされて私は千葉リハビリテーションから日赤病院に管轄が移行していたので、私は日赤病院の精神科の佐藤先生に相談をし様々の入念な検査を受け『鑑定書』の書類を作成して頂き佐倉裁判所に提出した(私が都内に悪意の有る遺棄をされて、まだ高野直子と離婚調停をする前の話)

この鑑定書は高野直子との離婚調停時や小倉義生への訴訟時などに裁判所や成田警察署に刑事告訴をする時に提出をし、フル活用をしてはきたが・・・何ら役には立たなかった事を補足しておく・・・。

だが!!唯一役に立ったのが『精神障害者手帳が③級』から『②級』に格上げされたのみであり・・・裁判所や成田警察署の連中達は、実際に私がどの様なレベルの人間なのかをまるで理解をしておらず把握をしていなかったから、裁判所も成田警察署も一連の真偽性を見抜けなかった事に帰結する(高次脳機能障害者は我が国日本の認識度が低過ぎるのが現実)

 

【鑑定書(成年後見用)】

平成24年1月25日に成田赤十字病院において行った頭部MRI検査では、右大脳半球の皮質(側頭葉・後頭葉を中心に)~白質に広範囲に高信号域を認め、壊死や脱髄状態が考えられ、右大脳が萎縮しているという所見であった。

 

【精神の状態】

①意識/疎通。

あいさつ、会話は普通には出来る。

やや多弁で迂遠な傾向はあるが、疎通性に問題はない。

②記憶力。

表面的には日常会話は可能だか、診察時の質問で今日は何日か?何曜日か?などが答えられなかった。

平成24年1月24日に行った記憶力の検査であるウェクスラー記憶検査法『WSーR』においては『言語性の記憶』と『視覚性の記憶』から構成される『一般的記憶』の指標は、35歳~44歳の平均が100であるのに対して、本人の指標は50未満であり、記憶力全般が重篤な障害を被っていると考えられる。

WMSーRの細部をみると『注意/集中力』に関する検査である『数唱』などでは比較的高い値となっており、数学や単語をいくつか覚えるといった記憶作業は無理なく行えるようであるが、対になった単語の記憶の再生に関する『言語性対連合』では難易度に関係なく言葉の組み合わせを記憶することが困難であった。

見当識

平成24年1月に行ったWMSーRの『情報と見当識』の中で『今月は何月ですか?』に対しては『1月』と答え『あなたの今いる場所は何と言いますか?』については『日赤ですか』と答えたものの『今年は何年ですか?』の問いに対しては『23年ですか、24年かな』と曖昧であり『今日は何日ですか?』に対しては『20かな21かな』と正しく答えられず『今日は何曜日ですか?』に対しては『わからない』と言い、大体の日時、場所は言えるが正確さを欠いており、軽度の見当識障害が存在するものと考えられる。

④計算力。

診察時の問いで『7+4』は11『23+28』は51『100-93』は7『20000-18500』は1500と答えるなど、簡単な計算はほぼ可能であったが、平成24年1月17日に行った知能検査『WAISーⅢ』の『算数』の項目の中で『せっけんが1箱に6個ずつ入っています。36個のせっけんを買うと何箱になりますか?』という質問に対して『3個』と誤答し『1個25円のものを6個買うと何円になりますか?』に対して答えられなかった。日常生活上のごく単純な計算は可能であろうが、多少複雑な計算は困難な計算は困難であると思われる。

⑤理解力・判断力。

簡単な質問にはある程度答えられ、平成24年1月17日に行った知能指数『WAISーⅢ』の言葉の意味を理解度をみる『単語』の項目では『人権蹂躙』を『人の権利を踏みにじること』と答え『言語道断』を『全く話にならない。許せない。』と答えるなどほぼ平均的な言語理解度を示していた。

また、同じ検査の『理解』の項目の中で『ゴミを分別して出すのはなぜでしょう?いくつか挙げて下さい』の問いに対して『燃やすと有害なものが出る。モラル。リサイクルとか。』と答え『薬屋で特別な薬を買うときに、医師の処方箋が必要な場合があるのはなぜでしょうか?』の問いに対して『患者のニーズに合った薬にする。診断してその人に合ったものを出す。』と正しく答え、この項目でも平均的な値であった。

従って⑧に示すように、全体として知的な障害を来たしているものの、物事の理解、判断力に関しては著しくは損なわれていないということができる。

⑥現在の性格の特徴。

面接時はやや多弁で、聞き手の意向を関わらず一方的に話し続ける傾向がある。

全体としては穏やかな対応である。

⑦その他(気分・感情状態・妄想・異常な行動等)

面接時、やや多弁で迂遠だが、感情の易変性などはみられなかった。

当科には、不眠、抑うつ状態にて通院しているが、現在は内服していて落ち着いており、抑うつ状態は顕著ではなく、幻覚妄想および他の異常もみられなかった。

⑧知能検査・心理学検査。

知能検査は平成24年1月17日にWAISーⅢを行ったが、言語性IQは78であるが、動作性IQは50、全IQは62で、全体として軽度知的障害のレベルであり『言語理解』が平均の下であるほかは、主として視覚一運動に基づく知覚や認知の能力を見る『知覚統合』や処理・操作のための記憶の能力をみる『作業記憶』処理のスピードをみる『処理速度』は、いずれも著しく低く、日常生活に重篤な支障を来すレベルであった。

知能に関しては、記憶能力を含めた認知機能全般に重篤な障害が認められ、言語能力は比較的保たれているものの平均の中で下位の方であり、視覚的な推理、記憶全般、思考スピードなどは重篤な障害を持っていると考えられる。

【生活状況及び現在の心身の状態】

平成24年7月2日以降自宅に戻れなくなりホテルで生活をしていたが、同年8月に成田市大袋に家を買い、そこに一人で住んでいる。

何とか生活をしているが、困ることは、日にち・曜日の感覚、東西南北の感覚が混乱し、しばしば道に迷い、千葉に行こうと思っても茨城に行ってしまったり、イトーヨーカ堂に行っても出口がわからなくなったりするという。

電車の乗り間違えなども多いという。

常に地図を片手に持ち歩いている。

電化製品が使えず、料理が出来ない。

洋服の着間違えも多いという。

また人の真意を見抜けず、詐欺に遭いやすい。

日常の買い物はできるが、高価な物を買ってしまうこともあるという。

また、左側が見えないため、人にぶつかりやすく人混みが苦手であるという。

【既往歴及び現病歴】

特記すべき既往は聴取できない。

平成21年4月19日長女なつきと成田市内の道路で自転車を押しながら歩いていて、走ってきた自動車と正面衝突し頭部を打撲し成田赤十字病院救急外来に搬送される。

脳挫傷、右急性硬膜下血腫の診断で同院脳神経外科に入院。

同年7月14日成田赤十字病院での急性治療終了し、後遺症の高次脳機能障害に対するリハビリテーション目的で千葉県千葉リハビリテーションセンターに紹介されたが、本人が入院を希望せず同日退院。

その後、高次脳機能障害に対するカウンセリング目的に同センターに通院していたが、平成22年1月5日に抑うつ状態を呈し、希死念慮を訴え、同センター精神科に紹介され受診。

抗うつ剤等を処方され、安定に向かうも記憶障害、抑制低下を残遺したという。

平成23年6月1日自宅近くでの通院治療を求めて、当院を紹介され当科を初診。

同センターの紹介状によれば『道がわからない』 『探し物が出来ない』といった高次脳機能障害のほか、左同名半盲があるが、麻痺はないとのことであった。

以後当科通院を開始したが、平成23年7月5日20時過ぎ『7月2日に妻と義父に突然別居を突き付けられ死にたくなった』とのことで千葉リハビリテーションセンターの元主治医を訪れ、同医師の紹介で当院救急外来を受診し何とか自殺は思いとどまり、その後は当科に通院をしている。

 

【説明】

本人は平成21年4月19日の交通事故により脳挫傷を来たし、後遺症として高次脳機能障害を来たしている。

高次脳機能障害とは様々な原因で脳の一部が損傷を受けることで、記憶、意思、感情などの高度な脳の機能に障害が現れる場合を言うが、本人に置いては、大脳右半球の挫傷により、記憶能力、見当識、計算力、認知機能などの障害、知的能力の障害を来たしているということができる。

現在、一人暮らしが出来ていることから、単独での日常生活は何とか可能だか、検査上明らかになった計算、記憶、認知の障害を抱えた状態では多額の金銭管理等は困難であり、自己の財産を管理処分するには常に援助が必要であると考えられる。

本人が呈している高次脳機能障害は、脳挫傷によってもたらされたものであり、右大脳半球が広範囲に渡って壊死、萎縮している状態であり、将来、現在の状態が回復する可能性はないものと考えられる。

 

追伸:この鑑定書には『軽度知的障害者』と記載してあるが『7年前』に前方不注意・脇見運転の車に跳ねられ交通事故を喫し意識不明のまま救急車で成田赤十字病院に運ばれ『死線をさ迷い』入院していた初めの頃の私は『中度知的障害者』と日赤病院の入院中に医師から伝えられ『高次脳機能障害の疑いが極めて強い』と示唆され・・・千葉県では高次脳機能障害には極めて特化されている千葉リハビリテーションに転院を薦められ転院をし千葉リハビリテーションにて・・・沢山の心理テストを受け『高次脳機能障害』と正式に診断を下され『同名半盲』たる病まで判明致した。

全国の高次脳機能障害者の方々へ告ぐ!!

高次脳機能障害者とは認知症に酷似していると謳われるが決定的な違いが有る!!それは・・・これ以上、症状が悪く成る事は無い!!どころか回復や改善を己次第で見込まれる病であり必ずや覚醒する時が到来して来る病なのである!!』

私『高野憲一』は36歳にして就労不能と診断され高次脳機能障害者に同名半盲たる病を抱えて早『7年間』が経過し今は43歳に成った・・・。

誰からも理解されずに逆に妻たる家族にまで騙され自賠責保険金を散々に渡って摂取され続け、最終的に都内に『悪意の有る遺棄』までされ・・・誰からも抜本的な手助けを得られずに一人きりで何とか生き抜いてた・・・この7年間は楽しき・・・ひと時なんざ数える日しかなく『辛い思い出』しか見当たらない高次脳機能障害者の悲惨な末路を現在も続行中の身だが、私の様な第2・第3の被害者を生み出さない為に『スマホ』をわざわざ買ってまでし私はブログを立ち上げた(スマホの操作方法が高次脳機能障害者とっては極めて難しいので・・・私は大人の家庭教師のトライから家庭教師を雇ってまでして操作方法をノートに書き記しながら日々奮闘している)

過去の記事でも挙げたが高次脳機能障害者は『毎日日記』を書き記す事から始めよう(100円ショップで大学ノートを最初は10冊を購入してみましょう)毎日、怠らずに就寝前に何月何日何曜日と記載し、一日に起こった簡単な内容や出来事や思った事・感じた事を文字化し文章として書き記して行きましょう(リハビリには激お薦めなのが毎日日記)

最初の内は『一行・二行』たる短文が、毎日続けて行くと段々と長文に成るのは私が保証致します(気付いたら一ページ分を書いてしまう事すら珍しくなくなります)

 

追伸:私のLINEのIDはtakano0013

 メールアドレス:natsuki-0402@ezweb.ne.jp

 

高次脳機能障害を研究されている方・勉強している方・当事者・マスコミ・取材・法律家・政治家・医療関係者・の方々、お気軽に連絡を下さいませ(日本を変えましょう!!)